MENU

【佐藤繊維】シャネルも魅了!ミシェル・オバマの格を上げた服【山形県】

7月25日の未来世紀ジパングで紹介された、山形県寒河江の佐藤繊維。オバマ大統領婦人ミシェル夫人のカーディガンにも採用され、シャネルやニナリッチなど世界超一流ブランドが惚れ込んだ「糸」とはどんなものなのでしょうか。GNT(グローバルニッチトップ企業)として紹介された佐藤繊維についてまとめてみました!

Sponsored Link
目次

軌跡の糸 極細モヘア

山形県寒河江市はかつて、紡績業がさかんな町でした。

町には沢山の紡績工場が乱立していたものの、1980年台になると中国製の安い糸が大量に使われ、国内の紡績業は衰退していきます。

その中で工夫をこらして生き残り、現在まさに花開いている企業が佐藤繊維です。

佐藤繊維を救ったのは、現社長が肝いりで開発し、奇跡の糸と呼ばれている「極細モヘア」です。

モヘアとは、アンゴラ種のやぎから取られたふわふわとした触感の繊維です。

「極細モヘア」は、通常のモヘアのなん十分の1もの細さのモヘアです。

モヘアはとても切れやすく、毛糸を混ぜずに細い糸にするのは至難の業だそう。

それを佐藤社長は世界中で減量を探しまわり、自社の職人と研究を繰り返して開発に成功したのです。

これまで、毛糸の王様はカシミアと言われてきましたが、この佐藤繊維の「極細モヘア」は、カシミア以上という評価もあるのだとか。

今では、フランスやイタリアの名だたるブランド(シャネルやニナリッチ、イヴ・サンローランなどなど)で使われるようになったこの極細のモヘア。

ブランドの担当者が直接、佐藤繊維に訪れて糸のサンプルを求めるほどになったそうです。

番組でもイタリア人の担当者が大興奮で糸を選んでいる様子が放送されていましたね^^

ミシェル=オバマ夫人のカーディガン

佐藤繊維の名前を一躍世にしらしめたのが、ミシェル・オバマ大統領夫人が着用したことによるものでした。

ミシェル夫人は、オバマ大統領の大統領就任式で、キューバ出身のデザイナー、イザベル・トレドが作ったニナリッチの黄色いカーディガンを着用しました。

大統領就任式なんて、フォーマル中のフォーマルな場に、カーディガンなんて、なんだか変な感じがしますね。

実際、歴代のファーストレディが就任式の際に着ていたのは決まって毛織のコートなのだそう。

しかし、佐藤繊維の糸は、カジュアルなカーディガンを公式の場にふさわしいほどの衣装に仕上げたのです。

そしてこの服は、女性の柔らかさをを最大限強調したとファッションであると評価され、人々にミシェル夫人がファッショナブルであることを印象づけるという大きな役割をはたしました。

新しい糸 生糸モヘア

佐藤繊維は、チャレンジし続ける企業です。

極細モヘアについで力をいれて開発しているのが、「生糸モヘア」なのだそう。

生糸とは絹糸の事。

それを極細のモヘアに絡ませ、光沢を加えるという超ハイテクノロジーな糸です。

佐藤繊維の「生糸モヘア」は、これまでにない糸の可能性を見出してくれます。

この糸から生まれる新しいファッションが楽しみです。

佐藤繊維のオリジナルブランド

佐藤繊維は、ハイブランドに糸の提供をするだけでなく、自社でもブランドを展開しています。

自分たちで作った糸で、自分たちのブランドの服を作っているとは、素材の性質を知り尽くしたまさに究極の衣料ですね!

下記にブランドの幾つかを紹介します。

M.&KYOKO

原料選びからこだわった、佐藤繊維オリジナルブランド。
母娘で楽しめるエイジレスなデザインと、自然の移り変わりからインスピレーションを得た独特のグラデーション・カラー。
自分自身のスタイルを持つ、世界中の女性たちから支持されています。

clothoir

2015春夏デビューの新ブランド。
スタンダードでありながらエッジ―、ベーシックでありながら「今」を感じる、そんなリアルクローズを提案。
ニットブランドならではのテクニックを用い、対義する素材やイメージの組み合わせでオリジナリティを表現。
心地良い服を探し求める女性たちが、毎日を豊かに楽しく過ごす時の一枚にしてほしい・・・そんな願いから生まれたブランドです。

noeud

佐藤繊維のニットテキスタイルを、その品質を保持しながら、よりデイリーにこなしたブランド。
オンタイム、オフタイムの選択も自在に。

まとめ

まさにピンチをチャンスに変えた、三代目社長の経営戦略。

唯一無二の物づくりをすることで業界内でかけがえのない存在として君臨したのですね。

そして、そこを安住の地とせず、ますます新しい糸にチャレンジしていく佐藤繊維に今後も注目です!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

話相手がいないうなぎ山が、日々気になることをあれこれつぶやきます。

コメント

コメントする

目次